皆さんの中には現在、アパートやマンションなどの賃貸物件にお住まいの方も多数いらっしゃるかと思います。賃貸契約を行う際には、更新時期や契約期間など様々な気をつけるポイントがあります。今回は、賃貸契約時に気にしておくべき注意点について解説していきたいと思います。
基本的には、入居してから契約更新のタイミングで退去しそのタイミングで次の物件に入居する、という形が理想ですが、必ずしもそうはいきませんよね。次に入居したい理想的な物件があるけれど、その物件の空室が1室のみで、しかも人気物件なので早く入らないとすぐになくなってしまう...といった場合や、親族の体調が悪くなってしまったのですぐに仕事を辞めて実家に帰らないといけない...といった場合も考えられます。
そんな時には、更新時期まで待てませんよね。そういう方々のためにも、ルールとして基本的に途中解約そのものは可能です。ですが、ここが肝心です、途中解約で違約金がかかる物件とかからない物件があります。基本的には違約金がかからない物件が多いとは思いますが、必要となる物件もありますので、ご自身の契約内容と照らし合わせて検討してください。
上記と合わせて、解約の際に発生する退去費用も考えないといけませんよね。こちらに関しては、クリーニング費用や鍵交換など少し想定をしていなかった費用などが出てくるケースも少なくありません。こちらも契約書の方に記載している内容に目を通しておきましょう。敷金・礼金などを安くしてもらった代わりに退去時の費用のところで帳尻を合わせる業者もいるので、物件を決める際には退去時のことも想定して入居することができると理想です。入居の際にも敷金・礼金などの初期費用が必要になってくるので、できるだけ退去時の費用は抑えるべきだと思います。クリーニング費用や鍵交換の費用についてはある程度予想できるものですが、最も予想外にかかってしまうといわれているコストが、原状回復に伴う費用です。壁の日焼けなど、普段の生活で止む無く壁が劣化していったという場合と、壁に穴を開けてしまった場合や部屋内で煙草を吸っていて壁が黄色くなってしまった場合とでは、費用が請求されるかどうかが変わってきます。一番痛い損失でお金を取られてしまうのが、先に出した例の「煙草を部屋で吸っていた場合」です。壁紙の交換費用やエアコンの洗浄費用など、連鎖的に請求額が増えて行きます。この文章を読んでくださった喫煙者の皆さんは、室内では喫煙されないよう強くお薦めしておきたいですね。
少し深いところの話になってしまいましたが、最後にまとめると、保険会社も保証会社もそうですが、契約の際に更新となるものは部屋自体の賃貸契約だけではなく付随するものがいくつか出てきます。契約の際の手続き時に、契約書のそのものの確認をしておくことはもちろん重要ですが、更新の2か月前くらいには、更新に必要な手続きの確認をするように心がけましょう。
この記事をきっかけに契約満期寸前で違約金や退去の費用で想像以上に出費がかさんで生活を圧迫したりということが少しでも減り、再度契約書などに目を通して余裕のある更新や退去の手続きができるようになれば幸いに思います。また、他記事なども参考にしながら、生活上で借り主が不利になることがないように、一つでも多くのことを知っていただけたらと思います。
更新月が迫っている人は早急に確認をしていただいて、まだ更新月でない方も自分の契約書と再度照らし合わせてみていただいて、自分の今後の予定を踏まえて支出が少ないタイミングに合わせて計画を練って見てはいかがでしょうか!